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京大公論

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京大公論

新たなメディアに対して

 新聞が、古くからあるメディアであるとすれば、一方でインターネットは新しい、巨大で乱雑な情報メディアであると言えるだろう。
 新しいメディアを、京大新聞はどのようにとらえているのだろうか。
 「話題集めの材料としては便利なものだと思うんですけど、でも、それを全部だと思ってしまうのは違うなぁ、というふうに思います。新聞はもうちょっといろんな要素が混じって記事になると思うんです。だから僕は、インターネットは題材集めの便利な道具、ととらえています」
 と大島氏。一方で中川氏は、“新しいメディア”の今後の変化について指摘した。
 「たとえばkyoto-u.comがニュースとかを載せ始めた場合に京大新聞とどう棲み分けていくのか、という思いもあります」
 実際に、kyoto-u.comスタッフの間でも、自ら学内ニュースの発信を行うべきだという意見がある。
 他メディアの変化に対し、京大新聞はどう応えるのだろうか。
「新聞にいる編集員はやっぱり自分から発信したいっていう気持ちでいると思うんですよ。ニュースを発信するということに意味はあると思いますし、伝えたいことを伝える、自分の意見を伝えるメディアとしてありたいと私は思います」
 伝えたいことを伝える──シンプルだが、確固たる信念である。

京大生に対して

 新聞製作を通して、京大生の変化を感じることはあるのだろうか。
 「新聞なんて偉そうなことしてますけど、私はあんまり大学に行ってないんで(笑い)、どう変化してるのかというのを肌で感じることがあまりないんですが、やっぱり、『興味がないんだなぁ』っていうのは感じますね」
 「ニュースって、『学内政治』という言い方をするとすごいものに思われるけれど、大学って自分が住んでる環境じゃないですか。その大学がどうなっていくのかっていうことに関心がないとか、大学から提供されるサービスをそのまま受け取って、自分が新しいものを求めたりだとかサービスを変えていこうって思わない、する気がないっていうのは、おかしいと思うんですよ。住んでる世界のことなのに、自分もその一員であるのに、どうしていくかとか変えていこうっていう意識を持たないっていうのは」
 確かに、学生が躍起になって大学を作っていこうとする時代は終わったのだろうが、それでも、大学という場で活動している以上やらねばならないことがある。京大新聞の紙面作りは、そんな意志から行われているように思える。

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