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京大公論

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京大新聞は何を目指すのか

 メディアとしての京大新聞の立場や、学内ニュースを伝えるという使命や責任などとは違った面で、編集に携わる側からの京大新聞に対する思いも垣間見えた。
 「ニュースを書いたからといって、大学が変わっていくとか総長がそれを読んで意見を変えるということはない、かもしれないですけど、いろんな可能性があると思います。だから、もっと大きいことがしたいなぁ、と」
 「でもやっぱり、メディアとしてどうだとか、多くのひとに読まれるためにはどうしたらいいかなんてことを考えてるだけじゃ、やってられないですよ、新聞なんて。自分に対してどうだとか、自分にメリットがないと続いていかないと思うから。新入生にはやりたいことをやってほしいし。というか、自分がやっていきたい。そうでないと、メディアとして力を持てないと思うんですよ。みんなにどう思われるかばっかり考えているメディアよりも、自分がやって楽しいとか自分が必要だと思うという意味で動くということのほうが大事かなと思います」

 京大新聞はどのような新聞を目指していくのだろうか。
 「新聞と言っても、学生のサークルですし、やりたいことがやれるというのがいちばんいいことです。編集長とか社説とかがないのは、メディアとしての統一見解がないのはメディアとしては弱いのかもしれないと思いますけど、あえてそれは作らないというふうにやってきています」
 つまり、こういうことである。
 「やりたいことがやれる新聞であれたらいいなって思いますね」
 たとえ人数は少なくとも、京大新聞社はこれからも着実に京大新聞を作り続けていくのだろう。最後に、京大新聞に掲載されたコラムを引用させていただくことにしよう。

 ──情報を流すだけなら誰でもできる。学生の立場で、批判的な立場で物申すことができるのは京大新聞だけだと思っている。現在その役割を十分に果たすことができていないとしても、その可能性が一番高いのは間違いなく京大新聞だと思う。

(文:堀口裕記)

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